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みんなにエールを届けたい!~トライアスロンのボランティアスタッフに挑戦しました~

トライアスロンという競技を知っていますか?
51.5キロのコースを「スイム」「バイク」「ラン」で競う「鉄人レース」です。

会津大学と会津支援学校周辺が、「ラン」10キロのコースとなる「うつくしまトライアストンinあいづ」が8月27日(日)に開催されました。

昨年度から会津支援学校の高等部の生徒は、この大会のボランティアスタッフに挑戦しています。

高等部の20人の生徒が挑戦します!

「僕たちの学校の周りを元気よく走ってほしい」
「学校からみえる磐梯山や豊かな自然を感じながら大会を楽しんでほしい」
「熱い声援を送ります。選手のみなさん、がんばって!」
生徒たちは地域の一員として、大会を盛り上げたいと張り切っています。

「学校ののぼり旗も飾って元気づけよう!」
「横断幕をつくって応援しよう!」
生徒たちは、応援するために次々とアイデアを出して準備を重ねてきました。

選手の皆さん がんばってください!

大会当日は朝から晴天☀
気温もぐんぐん上がっていきました。

生徒たちは会津大学正門で選手に給水したりゴミ回収をするグループと、学校の周りを走る選手を応援したり、フィニッシュした選手をねぎらったりするグループに分かれて活動を開始しました。

選手を迎える準備をしています

「紙コップにどのくらい水を入れるといいかな?」
「冷たい水を提供するには、どのタイミングで冷やしたペットボトルを出せばいいかな?」
生徒たちは自分で考えたり、仲間や先生に相談しながら仕事をしました。

選手を迎える準備はばっちりです

午前10時10分すぎ、いよいよトップの選手たちが給水所にやって来ました。

「がんばれー!」「ファイト、ファイト!」

汗びっしょりになって駆け抜ける選手の迫力に圧倒された生徒たち。
「すごいな-」「かっこいい」

選手の動きをもとに微調整中です

「(選手から)見えるようにしたほうが、取りやすいかな?」
「紙コップはどのくらいの間隔で、どこに置くと取りやすいかな?」
選手のパフォーマンス向上に貢献するため、自分たちにできることを工夫しました。

給水で使った紙コップを回収するグループです。
応援しながら素早く路上の紙コップを回収しました。

炎天下、選手たちの力走が繰り広げられました

しばらくすると、生徒たちはあることに気づきました。

「紙コップを路上に乱暴に投げ捨てる選手はいない」
「ゴミ箱にちゃんと捨ててくれる」
「苦しいレース中なのに、僕たちの応援に笑顔で応えてくれる」

生徒たちは、スマートでかっこいいスポーツマンシップを目の当たりにして
感激していました。

ランの折り返し&フィニッシュとなる学校周辺で選手を応援するグループです。

生徒たちは横断幕を掲げて、のぼり旗はバタバタと音をたてて選手を応援します
「まげでらんに」・・・そのとおり!がんばってくなんしょ!!
「がんばってください!」(生徒)  「応援ありがとう」(選手)
選手たちとのすてきな交流もありました

猪苗代湖を1.5キロ泳ぎ、猪苗代湖から会津大学まで40キロ自転車を走らせ、学校の周りを10キロ走る選手たち。
もうヘトヘトのはずなのに、「応援ありがとう!」「元気をありがとう!」など、生徒たちの声援に応えてくれたり声をかけてくれたり。
感極まってハイタッチしてくれた選手もいました。
「私は68歳!このレースは毎回参加してるよ!!まだまだがんばるよ」
という、まさに鉄人にも出会いました。うわー、すごいなあ!

この大会には、会津大学周辺の住民の皆さんや地域団体の皆さんもボランティアに参加していました。

「暑いのに、ボランティアがんばっているね」
「大きな声で応援して、すごいね」
生徒たちにあたたかいねぎらいの言葉をかけてくださる地域住民の皆さんがたくさんいました。
「生徒たちのがんばりをたたえたい」と差し入れをくださった方も。
皆さん、ありがとうございます。

また、このように挑戦する機会を与えてくださった福島民友新聞社さん、ありがとうございました。

(右)8月19日付け (左)8月29日付け 福島民友朝刊

「選手にエールを送りたい」「僕たちの元気を届けたい」「地域の役に立ちたい」・・・とボランティアに挑戦した生徒たちでしたが、逆に皆さんから元気や勇気をいただきました

9月1日から第2学期が始まります。
2学期も自分たちの得意なことやできることを広げて、地域の一員として
生きていくための準備をしていこう
と思います。

詳しくはHPをご覧ください。
会津支援学校のHPはこちら↓