地域をフィールドにして学ぶ~高等部農芸班 1~
「農芸班イレブン」
会津支援学校の敷地には、実習用の畑(3,295平方メートル)があります。
この畑で、落花生、なす、ししとう、トマト、きゅうり、ネギなどの作物を丹精込めて育てているのが、「農芸班イレブン」(1年5名、2年1名、3年5名、合計11名)の精鋭たちです!そして5人の先生達(ティーチャーズファイブ)!
この畑のすぐ近く、目と鼻の先にあるのが学校法人白梅 認定こども園 子どもの森です。
フィールド1 畑で、ちびっ子とともに
同じ地域で学び、育つ仲間として、子どもの森のちびっ子たちや先生方と一緒に落花生を育てることにしました。
一箕町の大地に、ともにしっかりと根をはって、元気に芽を出し、それぞれの花を咲かせ、豊かな実を実らせたいと願い、5月の晴れた日に一緒に畑で種まきをしました。
落花生の種まき
会津若松市食育ネットワークの皆さんも参加してくださいました。
地域の皆さんと落花生の種まきに取り組んだことで、生徒達はお互いに助け合い、協力しながら活動することの素晴らしさや成就感、仕事の喜びを感じることができました。
種まきから約2週間が経ちました。芽が出て順調に育っています。
ちびっ子たちと収穫するのが楽しみです。
フィールド2 子ども園に、出動!
6月、子どもの森の理事長さんから、農芸班イレブンにこんなお話しがありました。
僕たち、「刈り取り十字軍」になりました
農芸班イレブンは鎌も上手に扱うことができます。体力ももちろんありますし、ちびっ子たちのお役に立ちたいという心意気も十分です。
早速、刈り取りのため子どもの森に駆けつけることにしました。
「刈り取り十字軍」出動!
刈り取ったラベンダーは学校に持ち帰りました。サービス班と協力してポプリを作り、学校の文化祭「パワー祭り」で販売しようと考えています。
フィールド3 誰かに、思いを届けるために
「晴耕雨読」で、農芸班イレブンは晴れた日は汗をかきながら畑作業に精を出しますが、雨の日には校内でこんなことをしています。
何を作っているのかな?
大小さまざまなかご、取っ手をつけた涼しげなバック・・・オリジナリティ溢れる製品はとても評判です。
野菜はもちろん筆記用具やお花など、何を入れるかはアイデア次第です。
この製品を手に取った誰かに、農芸班イレブンのひたむきな姿や地域との連携・協働に取り組む会津支援学校のこと、そして何より「共生社会の実現」の思いが届くことを願っています。