「働き方改革」チリツモ・プロジェクト
会津支援学校は今年度の学校経営・運営ビジョンに「Well-beingの実現」を掲げています。
「働き方改革推進委員会」を中心に、教職員が「この学校で働いてよかった!」と思える職場づくりに取り組んでいます。
そのひとつが「チリツモ(塵も積もれば山となる)プロジェクト」。
2学期のプロジェクトの取組の様子をお伝えします。
静かな朝の職員室!
保護者の協力をいただき、2学期から朝の欠席や遅刻の連絡方法を
電話からGoogleFormsを使った連絡方法に切り替えました。
ICT支援員の技術サポートにより、保護者がGoogleFormsに入力したデータが一覧に反映されるようにしました。
職員室の前(教頭席の上方)にモニターを設置し、そこで確認することができるようになりました。
モニターはどんなことにも対応してくれる本校のスーパー校務員さんが、夏休み中に設置してくれました。
これまでは、毎朝電話が鳴り止まず、教頭が他の仕事をすることができない、打ち合わせが電話で中断される、学級担任に電話がつながらず保護者を長い時間待たせてしまう、などの状況が続きました。
このシステムの導入によりこうしたことが改善されました。
おかげで、朝の職員室は静かに一日をスタートできるようになりました。
教頭がほかの職務に専念することができるようになるなど、働き方改革になりました。
また、欠席・遅刻の状況が一目瞭然で教員の負担軽減になりました。
このモニターは、朝の時間以降はGoogleカレンダーとも同期しています。
校内の一日の予定をモニターで時系列に確認することが可能です。
ホワイトボードを毎日記入していた教頭がとても喜んでいます!
にぎやかな朝の職員室?
水曜日と金曜日の朝は、職員室が少しにぎやかになります。
なぜなら、この日は「ステートメントタイム」!
教員同士が今日の退勤時刻(予定)を宣言し合っているからです。
次の日に「えっへん」と胸を張る人もいれば、隣りからつっこみを入れられて頭をかく人も。このように明るく笑顔で「働き方改革」に取り組んでいます。
心強いサポーター
さらに私たちには心強いスクール・サポート・スタッフがいます。
教頭の隣の席で、教員が児童生徒の指導や教材研究に注力できるよう支えてもらっています。
・学習プリントや配付文書等の印刷
・会議資料等の丁合
・文書、郵便物等の収受、仕分け
・学級事務(教材・教具の準備や整備)
・PC入力作業
・業務及び学習環境整備
・給食台車運搬 など
依頼すると気持ちよく引き受けて、すばやくていねいに仕上げてくれるので助かっています!
スーパー校務員さんも頼もしい味方です!
さらに子どもたちや教員が快適に学校生活を送れるように、地球にも優しいエコな学校になれるようにさまざまな工夫をしてくれています。
そのほか事務室と協力して、次のような取組をおこない教職員一丸となって「働き方改革」を推進しています。
・就学奨励費の事務の簡素化
・会計事務の見直し(通帳数を令和4年度から72.3%削減)
・フローチャートを作成し旅行伺い・復命処理の「見える化」 など
ともに仲間として
本校には手話を使ってコミュニケーションをする同僚が2名いて、打ち合わせや会議ではロジャーやUDトークを活用しながら共に仕事をしています。
最近、教務部の会議では「ワンポイント手話コーナー」が盛り上がりをみせているようです。
子どもたちはもちろん、教職員ひとりひとりの役割や個性、特性や持ち味をいかし対話と協働を重ねながら、2学期も「Well-beingの実現」をめざしていこうと思います。
詳しくはHPをご覧ください。
会津支援学校のHPはこちら↓