只見線がつないでくれた、かけがえのない御縁
只見線学習列車
会津支援学校の子どもたちが楽しみにしているのが只見線学習列車です。
今年は6月に中学部1年生17名が乗車して学習してきました。
東京都在住Aさんとの出会い
学習列車から1週間が過ぎた頃、東京都在住のAさんから学校に手紙が届きました。
Aさんからの手紙は先生たちと共有されました。もちろん中学部1年の担任の先生にも。担任の先生は生徒たちに伝えました。
只見線のみんなの様子を、温かなまなざしで見守ってくれた旅行者がいたこと
みんなが明るく元気に勉強している姿を、こうして応援してくれている人がいること
みんなの笑顔は周りの人を元気にしたり、幸せにするパワーをもっていること
これからも「自分で考えて、自分で決める」ことを大切にしてほしいこと
すると、生徒たちから「Aさんに手紙を書きたい」「ありがとう、って伝えたい」という提案がありました。
Aさんへの手紙
生徒たちは自分の気持ちを手紙でAさんに伝えることにしました。
Aさんからの返信
ほどなくして、Aさんから担任の先生宛てのお葉書が学校宛てに届きました。
そこには担任の先生に対する手紙の御礼とともに、こう書かれていました。
桔梗(ききょう)の花
Aさんからの返信のお葉書には、凜と野に咲く桔梗(ききょう)の花のイラストが添えられていました。
私たちはこれをAさんからいただいたメッセージである、と受け止めています。
子どもたちに「誠実」に向き合い、ひとりひとりの個性を認め可能性を最大限に引き出すこと
保護者の皆さんと思いを共有し、「永遠の愛」「変わらぬ愛」で子どもたちの成長を切れ目なく支援する体制を整えること
子どもたちが自分らしく、凜と胸を張って生きる共生社会を実現すること
今日よりも明日、明日よりも明後日、更(梗)に吉(桔)(良いこと、幸せ)が子どもたちにもたらされるような教育をする、という私たちの使命(ミッション)を果たすこと
只見線がつないでくれたAさんとの御縁に、私たちも心から感謝しています。
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